+A
Varue Design Office
Inner
Branding
plus-aaがお力になれると思います。
“Inner Branding”?インナーブランディングって何?
現在我々は未曽有の大災害とも言える、コロナ禍の真っただ中に居ます。コロナのおかげで日本の働き方改革とIT化が一気に10年分進化したとも言われますが、その通りだと思います。つまりコロナをきっかけにビジネスの仕組みも暮らし方も大きく変わりました。日本の文化ともいえる「人:人」営業や階層コミュニケーションや接待営業など、不要なものが削ぎ落されシンプルで分かりやすい新たなビジネスタイルが生まれました。そんな時代の変化はアフターコロナでも続くと考えるべきで、そんな時代だからこそ企業は大小や業種を問わず企業人格に対するファンづくりが、より必要となります。その為に何をすべきか?何を考えるべきか?それがブランディングです。安易にマークやロゴタイプを作りかえることではありません。企業や商品の持つ意味的価値を高めファンでいて頂ける顧客に対して、そのブランドの価値を感じて評価してもらうことをアウターブランディングと言います。そして、その価値を日々生み出し育てる社員達のモチベーションを上げ、プライドを育てることをインナーブランディングと呼びます。アウターブランディングとインナーブランディングは表裏一体です。社員達ひとり一人が、少しずつ自分の会社の価値について自分事とし悩み考えることが自身のプライドやモラルを育てます。この活動自体を私は、「インナーブランディング・プロジェクト」と位置づけて活動しています。
株式会社 プラス・エー 代表 秋山 幸一郎
インナーブランディング
企業に内在する、他者より優れた部分、そして素敵だと感じる価値を社員ひとり一人が感じ理解し、それを共有すること。ブランディングはそこから始まります。社員が幸せで気持ちよく働けること、よりよい商品・サービスを生み出す最大の要因です。
そしてそれは『就活人材から選ばれる基準(指名される理由)』を明確にすることとお同意だと考えます。その選ばれる基準をいかに就活人材に認知・理解してもらい、実際に入社して頂けるように導くか、それがインナーブランディングのもう一つのテーマです。社員が継続的な満足を伴って働いてくれて、その価値を周囲の人に伝え、推奨して貰える、そんな企業の価値づくりができること。
それがインナーブランディングの理想形です。
ブランドは社員が作る
ブランドの価値は、広告コミュニケーションや、CI(コーポレートアイデンティティ)BI(ブランドアイデンティティ)などの、企業側からの情報提供だけでは成立しません。
ブランドの価値を育て支えるのは、最終的には顧客です。お客様がその商品・サービスをを気に入ってくださって継続的に使っていただいてこそブランドに育っていきます。ファンを作ることこそブランドの資産です。そしてそのファンとなる顧客を生み出し、顧客との関係性・信頼を継続していくために最も重要な役割を果たすのが経営者を含む社員全員です。つまりブランドを作り育むのは社員なのです。社員がまず自社商品・サービスが好きであること、そしてそこに携わることにプライドと喜びをもつことが重要なのです。
物性価値と情緒価値
商品やサービスの本質的な性能機能のことを物性価値といいます。エジソンが電球を発明し電力というものを供給して、人々の生活は大きく変わりました。過去にない圧倒的に便利な電化生活の始まりです。そしてその進化は時代とともに加速し、本質的な価値に大きな差がなくなってきて、付加価値や多機能といった差別化の争いになりました。人々は今やそんな余計な多機能にうんざりし始めています。ある意味、商品の差別化は物性価値の争いというステージではなくなりました。キャンドルの世界規模の売上は2000年代から徐々に上昇しています。欲しいもの欲しい機能は殆ど手に入ります。手に入れにくいのは精神的な満足です。その価値のことを情緒価値と言います。今やB2Bを含めてあらゆる場面でその価値が問われます。